【都議選】生活者ネットワークが3人擁立 物価高・気候危機・議会改革を柱に

6月に予定されている東京都議会議員選挙に向けて、地域政党「東京・生活者ネットワーク」は、小松久子氏(杉並区)、岩永やす代氏(北多摩第二選挙区)、高岡じゅん子氏(世田谷区)の3人を擁立すると発表しました。

このうち、北多摩第二選挙区から立候補する岩永やす代氏は、現在1期目の現職で、2期目を目指します。岩永氏は、再生可能エネルギーの推進やPFASによる地下水汚染への対応、ジェンダー平等の実現などに取り組んできたとしています。

杉並区からは、元都議の小松久子氏が再び立候補します。小松氏は、教育、人権、福祉、環境分野での政策実現を目指すとしています。

世田谷区からは、新人で元世田谷区議の高岡じゅん子氏が立候補予定です。高岡氏は、気候危機や平和、子育て支援などの分野に重点を置いています。

生活者ネットワークは今回の選挙で、「物価高騰に直面する市民生活の支援」「人口減少と気候危機に備えた都市づくり」「情報公開と市民参加による議会改革」の3点を重点政策に掲げています。

このほか、議員の交代制や報酬の一部を市民政治活動に活用する仕組み、カンパとボランティアによる選挙活動の継続など、独自の政治姿勢も打ち出しています。

【知りたい!】「東京・生活者ネットワーク」とは…?

東京・生活者ネットワークは、市民視点の政治を掲げる地域政党で、都内32自治体に議員を擁し活動しています。議員のローテーション制や報酬の一部寄付、手づくり選挙など独自の取り組みが特徴です。市民の声を政策に反映するため、提案運動や調査、行政との協議会などを実施しています。1977年の結成以来、子育てや環境、ジェンダー平等など幅広い課題に取り組んできました。政治を生活の道具と位置づけ、市民主体の自治の実現を目指しています。

公式ウェブサイト: https://www.seikatsusha.me